『こたつ』の音楽日誌

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zoom RSS 富士山河口湖音楽祭(後編)。

<<   作成日時 : 2007/09/16 01:54   >>

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8月19日(日)。

割とスッキリ目が覚めた。腰の調子もそんなに悪くない。さっぱりする
ために朝風呂へ。天気が良くて、大浴場の窓は『生』銭湯壁画のよう
な富士山の見える眺め。素晴しい。第九の成功は間違いない。

宿で朝食を摂り、前日受付をした体育館へ向かう。ここで発声練習。
この音楽祭の第九は衣装は音楽祭のTシャツ。富士山の麓で、東京
よりは涼しいとは言え、屋根がついたが屋外の真夏である。暑い。
それを多少見越して、そのTシャツの下にもう1枚Tシャツ着ておいて
大正解。

発声練習終了後、みんなでぞろぞろとステラシアターに移動。

ゲネプロ、スタート。山梨交響楽団の音は、昨晩からまたさらに進化
している。多少佐渡さんからの指導も入ったが割とスムーズに進む。
プロ奏者は、ゲストで入ったコンマスの豊嶋さんとチェロ首席の西谷
さん(兵庫県立芸術文化センター管弦楽団)の2人のみ。とてもそう
とは思えないくらい。

合唱も昨晩のオケ合わせ時の指導を踏まえ、一体感が増している。
絶対に凄い第九になると思った。

お昼。

予め、参加者に当日の昼食が準備されています、と伝えられていた。
朝、昼食の説明でカレーライスと判明。当然お弁当か何かだろう、と
思っていたのですが、地元のおばちゃんたちが大鍋で作ったカレー
ライス!

…ゲネプロの後半で、屋外らしく風に運ばれてカレーのいい匂いが
していました。猛烈に空いたお腹を刺激する(笑)。

暑い中のカレーライス、汗かきながらおいしく頂きました〜。(^〜^


開場時間を過ぎ、続々とお客さんが入り満席。1万人の第九と同じ
ように「M」の部分をお客さんも一緒に歌うことになった。歌えるなら
ドイツ語、そうじゃなくてもいいし「ラララ」でもいい。本番前に佐渡さ
んが直接お客さんに呼びかけて少し練習。

そしていよいよ本番。

第一楽章から佐渡さんは全開である。凄い気迫。山梨交響楽団を
全力で引っ張り上げる。そしてオケもそれに応えて前日のオケ合わ
せ、午前中のゲネプロをさらに超えた演奏を見せる。ワタクシは不
覚にも第一楽章の後半で少しスイマーに襲われる。(;^_^A

第一楽章終わったところで拍手が起こる。クラシックの演奏会に不
慣れな方もいたと思われるが、拍手しようと思うくらい、佐渡さんを
始めとする演奏の気迫を感じ取られたような気がします。

第二楽章〜第三楽章の間にソリストの入場。そして合唱団はこの
時だけ水分補給が許されていた。一斉に足元からペットボトルなど
を取り出して水分補給する合唱団を見てお客さんがどよめく。(^_^;

佐渡さんも指揮台に座り込み、ミネラルウォーターで水分補給しな
がら通常よりもたっぷり間隔を取り小休止。屋根はついているが、
普通のコンサートホールと比べたらコンディションは格段に過酷だ
ろうと思われた。

第三楽章から続いてついにティンパニの連打で第四楽章が始まる。

合唱団の緊張感もあってか、会場がピーンとした雰囲気で満ちる。
第三楽章までの演奏で、お客さんも第九の中に取り込まれている。

先陣を切るキュウ様こと、キュウ・ウォン・ハンさんのソロが始まる
辺りで空気はもう既にピークに達している。何かが降りて来ている
としか思えないような、濃密な空気が完成したばかりのステラシア
ターの屋根の下に満ち満ちていた。

もちろん合唱も前日から通して一番良かった。全開の「vor Gott」、
そしてその残響、一瞬の静寂。初参加の1万人の第九で感動して
目がウルウルした以来の感情が込み上げてくる。

「M」で佐渡さんがお客さんの方に向き直る。一斉に立ち上がる。
この時点でステラシアターが1つになっているのが分かった。

合唱が歌い終わった後も、緩むことなく加速する。普通のアマオ
ケでできるレベルを明らかに超えていたと思う。

曲が終わったところでホールの歓喜と感動が爆発。


少なくとも、ワタクシの中では最高の第九でした。

参加者の思いがアツい、という意味ではもちろん1万人の第九は
間違いなくアツい。が、やはり規模は大き過ぎる。

まとまりとか、テクニックとか考えると、やはりプロオケの第九は
高いレベルにある。でも、思いのアツさを考えるとアマチュアが猛
烈に集中した時のアツさには敵わないと思う。

そういう意味では今回の河口湖の第九は、かなり計算されたバラ
ンスの上にあったのかもしれない。アツいアマチュアとそれを支え
る晋友会で編成された合唱団。佐渡さんに喰らいついて、演奏す
るたびに進化していった山梨交響楽団。それをまとめ上げる佐渡
さん。

そして佐渡さんも言っていたが、それを可能にしたのは霊峰富士
のパワーかもしれない。

お客さんがいなくなったホールで解散式。みんな嬉しそうだった。
お互いの健闘を称え合う。ソリストの皆さんも「スピリチュアルな」
と表現されたが、何かを感じる演奏だったようです。

また開催されるかしら?開催して欲しいなぁ。絶対に参加する。


終了後、中央道の渋滞回避で時間をつぶす予定だったこともあり、
…というか興奮冷めやらずの仲間たちと国道沿いのファミレスで
ゴハン。稲光も走る夕立をやり過ごしながら話し込む。

話し足りないメンバーは、さらに仲間の一部が宿泊するホテルの
1Fにあるレストランに移動。コーヒーやデザートを前に盛り上がる。
#うるさくてお店の方から1度注意されました。すみません。m(_ _)m

22時半を過ぎて出発。渋滞はかなり短くなり、談合坂SA休憩
の頃には1ケタ台に。渋滞箇所に突入したもののほとんど解消
しているような状態で、狙い通り。(^ー^)ニヤリ

帰りのこたつカー組の3人を送り届けてから帰宅しました。


…翌日に有休入れておいて良かった…。(^_^;

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どうもはじめまして。
チェロとかピアノとかやってる高校生です。
河口湖の第九はちょうど部活の合宿の一環で見に行きました。
実は僕の学校も今年第九をやるんです。(プロのトラ多し)
そこでちょうど合宿の日とかぶった河口湖の第九を見たんです。
いやー、やっぱりアマチュアの熱を感じました。
とても良かったです。
ただ、ステラシアターのほうの問題か、
オケの音が小さかったのが残念です。
(1楽章のコーダの飲み込まれるような感じが足りなかったです。)

あの演奏が終わった直後、もし真っ先にブラボーの声が聞こえたならば
それはたぶん僕の声です。

オーボエのほうもがんばってください。
騎士王321
2007/10/09 23:10
>騎士王321さま

コメント頂いていたのに放置状態ですみません。m(_ _)m

チェロにピアノですか〜いいですね。私が高校の時は
芸術選択で音楽を取ると「第九」(合唱)があったんで
すけど、当時はまだ歌うのが恥ずかしくて書道を選び
ました(笑)。

観客席側からの感想、ありがとうございます。やはり
「熱」は感じられましたか。合唱は多少やってきたの
で分かりますが、オケの方はまだまだです。

いつか第九にアマオケのオーボエで参加できるといい
なと思ってます。ありがとうございました。m(_ _)m
こたつ
2007/10/29 00:33

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